匠の手本塩沢

シボ立ち地風の「塩沢お召し」

塩沢紬と同様に、国の重要無形文化財「越後上布」(麻織物)の技術を応用した絹織物は「塩沢お召し」の愛称で親しまれ、その起源は17世紀中期に遡る。
塩沢紬との違いは、経(たて)糸、緯(よこ)糸ともに生糸を使うことと、シボ*があること。右撚(よ)りと左撚りの強い撚りをかけた緯糸を左右交互に織り上げ、最後に湯もみをすることで、シボ立ちの独特な風合いが生まれる。

※シボ:独特の凸凹としたシワ

本塩沢

本塩沢(ほんしおざわ)

シャリ感のあるサラリとした肌ざわりで適度な張りがあり、単衣でも着崩れない。小さいしぼの地風が特徴の先染め※注1 織物で、精緻な十字絣※注2 (じゅうじがすり)や亀甲絣(きっこうがすり)で構成された、細かく上品な柄が贅沢。
1尺1寸5分〜2寸巾で織り上げられたのち、仕上げ工程の湯もみで1尺巾に縮める製法は、塩沢産地だけにみられる。

  • ※注1 先染め/糸染め:京友禅などのように織り上がった白生地を染めたり、模様を描く後染めとは異なり、織り上がった時に柄になるようあらかじめ染めた糸で設計図通りに織り上げる。
  • ※注2 絣(かすり):糸に模様を染める技術

○主な製造地域:南魚沼市

【塩沢織物工業協同組合】
 〒949-6435 南魚沼市目来田107-1
 電話 025-782-1127 FAX 025-782-1128
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