匠の手村上木彫堆朱

彫刻と塗りの結集品

堆朱には、「漆を塗り重ねる」という意味がある。「村上木彫堆朱」の名の通り、彫師がまず木地に精緻な彫りを施し、塗師の手に。その彫刻を引き立たせる独特の技法・指頭(しとう)塗りで、本漆が幾重にも重ねられてゆく。塗りが終わった作品は再び彫師の手に戻り、毛彫り(けぼり)と呼ばれる細かい彫りを行うと、最後の仕上げは塗師の手に託される。
江戸時代から変わることなく天然木と本漆を用い、全工程が手作業で行われている。

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村上木彫堆朱(むらかみきぼりついしゅ)

村上は平安時代より良質の天然漆の生産地として知られ、日本で唯一「漆」と名のつく神社も残る、古い城下町である。この地で伝承されてきた村上木彫堆朱には、堆黒(ついこく)、朱溜塗り(しゅだめぬり)、三彩彫(さんさいぼり)等6種類の技法があり、なかでも代表的な技法である堆朱は、真っ赤なつや消しの朱色と、全体に施された深い彫刻、幾何学模様の微細な地紋彫刻が美しい。
わざとつや消しに仕上げられた朱色は年月とともに移りゆき、使い込むほどに鮮やかな朱に変わり深いつやを増す。
製品は、箸、茶器、盆、アクセサリーなど日用の小物から、花瓶、机などの調度家具まで多岐に渡る。

○主な製造地域:新潟県村上市

【村上堆朱事業協同組合】
 〒958-0032 村上市松原町3-1-17(村上木彫堆朱会館内)
 電話 0254-53-1745 FAX 0254-53-3053
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