匠の手三条仏壇

金物町で育まれた手打ちの飾り金具
古くから「仏都三条」と呼ばれるほど仏教の盛んな土地であった三条地域。江戸時代中期、当時、北陸随一といわれた堂宇伽藍(どううがらん)を持つ東別院が建てられ、京都から呼び寄せた宮大工や指物師、飾り金具師と、地元三条の職人が多数参加したことをきっかけに仏壇産地として発展。この寺院を中心として浄土真宗が広まった。
正統的な宮殿造り、塗立(ぬりたて)、梨子地塗(なしじぬり)、木目出し塗等の格調高い塗り、優れた飾り金具に定評がある。

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三条仏壇(さんじょうぶつだん)

新潟県のほぼ中央部に位置する燕三条地域は、江戸時代の初期に始まったとされる金属加工産業で古くより金物町として栄え、その高度な技術は世界的にも有名である。当地域の品格ある金仏壇は、趣向の凝らされた手打ち金具や、京職人伝来の技術で京仏壇に一番近く、基本に忠実に造られる宮殿(くうでん)※注 などが特徴である。
産地では新たな販路開拓や新しい仏壇の形、仏壇の技術を用いた新商品などを常に模索し、意欲的な取組を行っている。

  • ※注 宮殿(くうでん):
    • 各宗派の寺院の内陣宮殿を仏壇用に縮小したもの

○主な製造地域:三条市、燕市、新潟市

【三条・燕・西蒲仏壇組合】
 〒959-1262 燕市水道町1-2-40(高三仏具店内)
 電話 0256-62-3756 FAX 0256-62-3756
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