匠の手燕鎚起銅器

1枚の銅板に生命を吹き込む

江戸時代中期に仙台から銅器製法が伝わり、やかん類の生産が始まる。近郊の霊峰弥彦山から産出された良質な銅鉱石が燕に運ばれ、銅加工業が発展した。
鎚起とは鎚(つち)で打ち起(おこ)すという意味で、一枚の銅板(平面)を叩き縮めて継ぎ目のない立体製品を生む技術。湯沸の製作には実に数十種類の烏口(鉄棒)と金槌が使用される。
国内唯一の鎚起銅器産地である。

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燕鎚起銅器(つばめついきどうき)

200 年以上の歴史を持ち、明治6年には日本初参加のウィーン万国博覧会に出品、海外博覧会への出品と受賞を重ねてきた。他に類を見ない製品群は、現在も国内海外問わず多くのファンを魅了し続けている。
重要無形文化財保持者(人間国宝)の玉川宣夫氏をはじめ、多くの優れた職人を輩出する玉川堂の、銅に多彩な着色を施す技術は世界唯一。工房を常に開放し、有形文化財の建物と職人の技術を惜しみなく披露している。

○主な製造地域:燕市

【燕銅器工芸組合】
 〒959-1244 燕市中央通2−2−21(玉川堂内)
 電話 0256-62-2015 FAX 0256-64-5945
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